ハンドバスとは?ご自宅でできるハンドバスの方法
投稿日:
足湯やフットバスはよく聞かれたことがあると思います。足湯することで冷え性や足のむくみ、ストレス解消などの効果があるのをご存知の方も多いと思います。
一方で手湯やハンドバスはどうでしょうか?
足に比べてハンドバスはしたことがないという方の方が多いと思います。ですが、ハンドバスにも沢山の効果があり、それをご紹介していこうと思います。
ハンドバスとは何?
ハンドバスとは簡単に言いますと手のお風呂になります。
指先から手首の上まで、またはヒジまでをお湯につける部分浴のことで、血行を促進するという温浴法になります。
今すぐ手を温めたい時にはとても効果的ですし、温かい手で何かに触れたい時、清潔と美しさを保つためなど美しい手を作る効果もあります。
手が温まることで血流がよく、それによって冷えも改善され、手肌は乾燥しにくくなり、血色のいい美しい手肌を手に入れることができます。
また、手首には脈をはかる時に触れる橈骨動脈の他、橈側皮静脈、尺側皮静脈、手背皮静脈など、体表に近い部分を走る血管が集中しており、その手首を温めることは手だけでなく体をも温めてくれます。
ハンドバスは首こりや肩こりなど上半身の緊張を和らげることに向いています。ひどい肩こりや腱鞘炎の症状がある人は指先や手の平のツボを押しながらハンドバスをすると、症状の改善にもなります。
体が温まることで脇の下のリンパ液も循環され、体温も上げることができます。体温が1度上がると代謝は12%も上がるので、手を温めることで代謝をアップさせることもできます。
さらに末端を温めると入眠しやすいので、寝つきの悪い方や寝る時間は少ないが質のいい睡眠をとりたいという方にもハンドバスは効果的です。
お家でのハンドバスのやり方
それでは、実際お家でのハンドバスのやり方を説明していきたいと思います。
<用意するもの>
・深めのボウル、洗面器、洗い桶、鍋などお湯をいれる容器
・お湯(やや熱めの40~43度)
・タオル
・お好みでエッセンシャルオイルやアロマオイル、バスエッセンス、バスソルトなど
深めのボウルや洗面器等にやや熱めのお湯を入れます。そこにお好みでエッセンシャルオイル等を入れ、手首の上5cmぐらいまでしっかりとつけ、15分ほど温めます。
手の甲側の手首中央の少し小指側に陽池(ようち)というツボがあり、手足の先まで血の巡りを良くし、全身に血を巡らすことで、手足の冷えを改善してくれます。また、手首を温めると脳がリラックスします。ですから、手首までしっかりつけることがお勧めです。
エッセンシャルオイル等はお好みなのでお湯のみでももちろん効果はございます。
ですが、湯船では時間がかかり思いついたときに実行できなかったり、お風呂ではなかなか自分だけの好みでバスエッセンス等を入れることができなかったりがあると思いますが、ハンドバスでは手軽に気兼ねなく香りを楽しみ、リラックスすることができます。
お湯につけている間、ただ手をつけて香りと温もりを楽しみリラックスもお勧めですが、手には沢山のツボがあるので、少しマッサージしながらもお勧めです。
先程お話した陽池というツボを押してあげると、より血の巡りが良くなり冷えの改善につながります。反対の手の親指をあて、ゆっくり深く力を入れていき5秒ほど押して、ゆっくり離すを繰り返し10回ほど行います。
さらに、手の指を温めるツボ(指間穴・虎口)を刺激しながら入ると、更に温まります。
これらのツボは指の股にあるツボで、虎口は親指と人差し指の間、指間穴は人差し指から小指までの指の股3つになります。このツボをつまみとるように刺激することで手の指を温めてくれます。
リラックスを目的にハンドバスをおこなう場合は5分以上楽な姿勢で入れるような体制をつくるのもポイントです。冬期はすぐにお湯の温度が下がってしまうので、ラップやタオルでふたをするか差し湯を用意しておき、ぬるくなったら差し湯をして行ってください。
ハンドバスを行った後は、やはりしっかり保湿をすることが大切です。ハンドバス後は水分が蒸発するときに皮膚の水分も蒸発して乾燥する可能性があるので、クリームなどで保湿することは大切です。
また、温まって血管が緩んだ後は、いったん縮みます。体力がない時、ハンドバス後は必要以上に体温が奪われないようにタオルでしばらく包んだままにするなど保温するようにして下さい。ハンドバスの後にクリームなどで保湿し保護することは、保温のためにも大切です。
様々な効果が期待できるハンドバスを是非お家でもぜひ取り入れてみてくだささいね。