フットケアの大切さとは？
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足の爪
足の爪というのは足を踏ん張るときに、とても重要な役割をしてくれています。手もしっかり爪があるから指先に力が入るのですが、足も同様、爪がなければちゃんと歩けないくらい爪は大切です。
そして身体の一番下である足裏は全体重を支え、身体全体のバランスを取ったり歩いたり循環させたり、とても大切な部分です。
従って足の爪や足の裏のフットケアを行うことは身体全体のために、とても大事になってきますので、ここではフットケアの大切さをご紹介できればと思います。
まず足の爪ですが、しっかり指先まで力が入るようにするには、指と同じくらいの長さに爪を伸ばしておいた方がよく、形はスクエアオフにしておくのがお勧めです。
足の爪は指先を保護しているだけでなく、物から受ける力を受け止め、骨が無い指先の腹にまでしっかり力を伝えます。
さらに、歩く時にも重要な役割を果たしています。足を上げる一番最後に必ず爪先が地面を蹴っており、その時体重を支えているのもこの爪先になります。そして爪先は地面から力を受けます。爪が無ければ地面を蹴ることも出きず、地面からの力も十分に受けることができません。
爪を短く切っていると受けた力で爪先が皮膚に入り込み、平らに広がって力を受け止めることができません。爪の角も丸くなったままですと、歩く度に力を受け続け悪循環となり、巻き爪や陥入爪の原因になります。痛みがある場合は角を丸く切ることで一時的に痛みは和らぎますが、症状は悪化させてしまいます。
ですから、足の爪を適切な長さと形に整えておくことはとても大切になってきますので、ぜひ意識しながら爪の長さや形にこだわってみてください。
足の爪の甘皮
次に足爪の甘皮ですが、足は手よりしっかり張り付いていることが多いのですが、甘皮が張り付いていることで爪の成長が妨げられたり、爪の水分を奪って乾燥しやすくなったりします。
その甘皮をお手入れすることでキューティクルオイル（ネイルオイル）やフットクリームの浸透が良くなり、新しく生えてくる爪に水分と栄養が行き渡り、健康で丈夫な爪が生えてきてくれます。また、見た目にもすっきり綺麗になります。
また、特に夏などマニキュア（ペディキュア）を楽しまれる方も多いと思いまが、そのマニキュアの持ちをよくするためにも甘皮処理はお勧めです。しっかり甘皮が張り付いた状態でマニキュアを塗ると、その部分からはがれやすくなるため、持ちも悪くなってしまいます。
しかし、甘皮のお手入れもやりすぎは逆効果になってしまいます。あまり強く押しすぎたりすると爪の表面が傷ついたり、炎症を起こしたり、また、間隔もあまり開けずに頻繁に行うことで負担をかけてしまったりもします。
足爪の甘皮のお手入れはできるだけネイルサロンやフットケアサロンで行ってもらい、月に1回程度の目安で行って頂くのがお勧めです。そしてお家ではキューティクルオイルでしっかり保湿を行ってあげて下さい。
足裏について
最後に足裏ですが、体重を支えている足裏には角質と呼ばれる固い部分が多く付着しています。靴との摩擦で出来てしまった角質を放っておくとどんどん厚くなり、乾燥し、ひどくなるとひび割れ、出血してしまうこともあります。
角質が厚くなると皮膚呼吸がしにくくなり、皮膚としての新陳代謝も悪くなり、柔軟性もなくなり、足が疲れやすくなります。
足裏は角質層が他の部位に比べて最初から厚いのですが、歩行などにより常に物理的な刺激を受ける場所でもあるため、刺激を受けてさらに厚くなりやすいという特徴があります。
また、ターンオーバーも早く進むため、角質ができやすく古い角質が落ちにくい場所でもあり、溜まりやすくもあります。また、冷えによって血流が悪くなると新陳代謝が滞り、ますます角質は厚くなります。
さらに足裏には汗腺が多いので汗をかきやすく、加えて靴を履いている時には通気性が悪く足が常に蒸れて臭いの原因になる雑菌が発生しやすい状態になっています。古い角質はこの雑菌が好んでエサにするので、角質がたまったガサガサの足をそのままにしておくと、蒸れて雑菌がどんどん増殖していきます。
汗をかきやすい足裏ですが、皮脂腺がないため水分を維持するための必要な皮脂が分泌されません。そのため常に乾燥状態であり、古い角質は蓄積し、皮膚がガサガサになるなど、とても荒れやすい部位でもあります。
従って足裏の皮膚は適度な厚さで柔軟性を残しつつ、清潔な状態にしておくことが大切です。
足の爪の長さと形を適切に保ち、甘皮のお手入れも定期的に行い、十分な保湿と皮脂の代わりになるようなクリームやオイルでのフットケアをできれば毎日行うことで、美容面でも健康面でも良い状態を保つことができます。
足は第二の心臓といわれるくらい大事な部位です。そこにトラブルが発生すると、歩行バランスが崩れて全身のバランスにも影響を与えます。 美しく、そして健康的に過ごすためにも日常的なフットケアが必要ですので、ぜひ日常的にフットケアを心がけてみてください。
